がんになりました

公衆衛生医が乳がん治療中に体験したこと、調べたこと、感じたこと、考えたことを記録していきます。

引っ越し

また、1ヶ月も空いてしまいました。

基本的に?怠け者なので、、、こういうのは、マメに書いていないと読んでいただけないと理解しているのですが。

言い訳をすれば、4月上旬に引っ越しをして、ちょうど同じ頃にコロナウィルス感染が本格的になって、職場の大学でも対応でそわそわ、バタバタして落ち着かなかった、というのもありました。

さて、引っ越しですが、手術も終わって、一応根治術でだったし、また家活(マン活)をそろそろ再開しようかなあ、とゆるーく家探しサイトなどを時々見ていたら、同じ町内に前回書い損ねたマンションとほぼ同じ間取りの中古が出ていたのです!諸事情あって半径1kmくらいで探しているのですが、今度はもっと近い50m先のところ。

今回は、はじめから「ローンが組めないかもしれない身の上です。」と話してから部屋を見せてもらい、気に入ったので、すぐ銀行ローンを組むのに必要な団体信用生命保険の審査を受けました。根治術を受けたという証明として切除標本の病理検査結果を添付してみましたが、3行から拒絶。

「告知事項」に「過去3年に、、、」とあるので、3年待つしかないかな、とあきらめかけたのですが、団体信用生命保険不要のフラット35というのを紹介してもらい、何とか落ち着きました。

そう言えば、1年前、手付金まで払いながら書い損なったマンションの売主に「がんが見つかって銀行ローンが組めなかったので、キャンセルさせて下さい。」(←ローン審査に落ちた場合は、法的にペナルティなし。)と申し出た時に、フラット何とかって言っていたよなあ、と思い出しました。その時は、「こちらはがんが見つかって、これから物入りというのに、金利の高いものをすすめるなんて、ひどい!!」と憤慨したものです。

その時は、がん対応?で精一杯でしたから、いろいろシミュレーションする余裕はなかったですが、今回は時間と頭を使って慎重に検討し、購入にいたりました。

今はがん治療後の人生が長くなって来ているのに、家活や婚活には「がん持ち」は不利なようだ、ということを以前書きました。私は現在たまたま、大学というちょっとお堅いところに勤めているおかげで、何とかローンも組めましたが、やはりがん持ちには、いろいろな壁があるようです。

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新居の洗面所。前の賃貸は狭くて洗面所がなく、遊びに来てくれる友人たちに不評でした。