がんになりました

公衆衛生医が乳がん治療中に体験したこと、調べたこと、感じたこと、考えたことを記録していきます。

最終クール

また更新が1ヶ月開いてしまいました。

そうしているうちに、昨日が化学療法のための通院最終日となりました。

とは言え、最後の1クール分、2週間の服用は残っていますが。とにかく、昨年6月27日から続いていた1-3週間ごとの通院は一区切りです。次回は2ヶ月後、その次はその3ヶ月後でよいとのこと。

伸び悩んでいた白血球もやっとLマーク(正常下限未満の印)が取れました。軽度の貧血と血小板低下からはまだ卒業できていません。歳をとると、1度ダメージを受けた骨髄の復活は時間がかかるようです。

思えば、主治医も自分もホルモンレセプター陽性のサブタイプで化学療法不要ではないかと予想していたので、病理の結果で「トリプルネガティブ」タイプとわかり、まさかの化学療法でした。

dose dense EC(エピルビシン+シクロフォスファミド)と翌日のジーラスタを2週おきに4クール(8月8日まで)

パクリタキセルを毎週12クールの予定が3クール目の後、2回連続白血球不足で延期になったので、ドセタキセルと翌日のジーラスタを3週おきに変更して3クール追加(11月15日まで)

12月13日に手術を受けて、21日に退院後もしばらく浸出液のドレナージに頻回に(しばらくは1日おきに)通院

ドレナージ不要になった後、1月17日からカペシタビン 内服を2週間+1週間の休薬の計3週間で1クールを8クール、途中2回白血球不足で延期

9月にはMRIの造影剤で蕁麻疹が出て1回延期になったこともありました。

化学療法のきつさとしては、後のものほど楽だったので、毎日の生活から「化学療法」のウェイトが徐々に小さくなって行った感もありましたが、こうやって改めて振り返ると、やっぱりいろいろありました。

「お疲れ様でした。」と言っていただくと「はい、疲れました。」と言うのが素直な気持ちですが、でもマラソンみたいなもので(したことないですが)、終わったら完走感だけで、なんてことなかったようにも思えます。

ブログに書きたかったことで、下書きに溜まっていることも、遠い昔のような気がしてしまったりします。

もともといちばん書きたかった医療費のこと、体重や食欲の変化のこと、治療中に使っていたフローズンソックスなど副作用対策のこと、臨床試験(薬のではないです)参加のこと、などなど。また、つれづれなるままに書いていこうと思います。

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外来後よく行っていた病院近所の食堂も、COVID-19の影響でしばらく開いていませんでしたが、昨日は開いていたのでささやかなお祝いを。(まだ終了したわけではないですが。)まだノンアルコール。