がんになりました

公衆衛生医が乳がん治療中に体験したこと、調べたこと、感じたこと、考えたことを記録していきます。

自転車通勤再開と階段

自宅から現在の勤務先まで1.2km。歩いて行けない距離ではないですが、ずっと自転車通勤でした。

行きはゆるやかな坂を下って、その後登る、つまりは帰りもゆるやかな坂を下って、その後登ることになります。運動不足の自分にとって数少ない日常生活の中での運動です。

6月末に化学療法がはじまった後、日記を見返すと7月中旬には自転車をやめてバス通勤にしていたようです。たった4バス停なのですが。(もちろん近すぎるので、通勤手当は出ません。)

治療による全身倦怠感に加えて、貧血が進んだことも自転車がしんどくなった原因になったと思います。何しろ、治療前の2/3くらいまで下がりましたから。

11月中旬に術前化学療法が終了し、1ヶ月後に手術、その1ヶ月頃にはかなり体力も貧血も回復して来たのですが、一時的に胃痛やインフルエンザ(疑)で体調を崩してしまい、自転車復帰の機会を逃していました。暖かくなって来た先週、やっと自転車復帰しました!

階段も時々登るようにし始めています。現在住んでいるマンションはエレベーターなしなので、3階までの登り降りはわずかな運動ですが、それ以外の階段はずっと登らず、ちょっとの長さでもエスカレーター、エレベーターを利用していました。

まだ術前化学療法が終わったばかりだった12月のある時、地下鉄桜通線(名古屋の地下鉄の中ではいちばん深い)の名古屋駅からJR名古屋駅に向かうエスカレーターが修理中で、近くにエレベーターはなし。指定席を取っていた新幹線の時間が迫っていたので、悪名高き迷駅(名駅)でエレベーターを探して迷っている時間もなし。決心して階段を登り始めたものの、途中で休憩し、最後は手すりにつかまってよじ登る感じで「あー、体力低下ってこういうことか、、、」と情けなくなったものでした。

その2ヶ月後の2月の上旬に、名駅に所用があってこの階段を見上げた時、もちろんエスカレーターは動いていましたが、なんとなく「挑戦してみようかな」と階段使ってみたら、大丈夫でちょっと自信がつきました。

徐々に運動していかなくては。

f:id:mm-higuchi99:20200302175320j:plain
f:id:mm-higuchi99:20200210135046j:plain
(左)マイカー。(右)地下鉄名古屋駅からJRに向かう階段。96段の30段登ったところから撮りました。