がんになりました

公衆衛生医が乳がん治療中に体験したこと、調べたこと、感じたこと、考えたことを記録していきます。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「元気になるシカ!」

職業柄、一応「エビデンス(科学的根拠)」のあるものを情報源とするようにしています。 同じ学年の子どもでも身長差があるように(子どもの1年差は大きいというなら同じ生まれ月の子どもでもいいです)、人の生物学的特性には個人差が必ずあります。病気の…

手足症候群と手袋

術前に受けていたドセタキセルや、現在服用しているカペシタビンの副作用に「手足症候群」というのがあります。手足の感覚異常、皮膚の変化、爪の変形などが起こります。ひどい人は、生活に支障をきたすようになって、治療を続けられなくなることもあるそう…

「わたしも、がんでした。」

度々ご紹介している、国立がんセンター・がん対策情報センターによる2013年出版の本です。サブタイトルに「がんと共に生きるための処方箋」とあるように、がん患者の社会生活について書かれています。がん情報サービスのサイトからWebページで読むことができ…

組織的公正と病気の報告

同僚の先生や指導している大学院生などと、いわゆるゼミを月2回やっています。おおよそ、前半は担当者が英文論文を読んでその内容を発表し参加者で討論する「ジャーナルクラブ」、後半は大学院生による自分の研究進捗発表です。 いちばん最近のジャーナルク…

研究室のリラックスチェア(化学療法と仕事の両立)

「がん治療と仕事の両立」ということを、最近よく耳にするようになってきました。 このサイトでしばしば紹介している国立がん研究センター・がん情報サービスにも「がんと共に働く」というページがあります。このページとリンクした「がんと共に働く 知る・…

カペシタビン減量

先週、白血球数が少なくて、カペシタビンの3クール目が始められず、今週もまた受診して来ました。 今回は、何とかクリア。でも、カペシタビンが始まって既に2回も休薬になったので、減量になりました。1回7錠だったのが、今回から6錠。まあ、体重も5kgくらい…

ウィッグの洗髪

脱毛し始めたのが7月の暑くなるころで、ウィッグはやはり暑いので職場に着いたらすぐに外してウィッグスタンドに置いて、ケアキャップ(職場用)を被っていました。夏の間の実質ウィッグ着用時間?結構短かったかもしれません。こんなことができたのも、個室…

どす黒い爪、あと1本

術前化学療法中、足の爪のうち両方の3、4趾がどす黒くなって、治療後他の趾の爪が延びるようになっても伸びてこないこと、左の2つは剥がれ落ちたことを以前書きました。 先日、右の3趾のも落ちました。下から爪が生えて来ていたようです。残り1本。おそらく…

自転車通勤再開と階段

自宅から現在の勤務先まで1.2km。歩いて行けない距離ではないですが、ずっと自転車通勤でした。 行きはゆるやかな坂を下って、その後登る、つまりは帰りもゆるやかな坂を下って、その後登ることになります。運動不足の自分にとって数少ない日常生活の中での…

また休薬

1ヶ月弱、アップしていませんでした。 1月下旬から、心窩部痛(いわゆる胃が痛い)と食欲不振が10日ほど使いものにならず、その後インフルエンザ疑いで5日ほど家でじっとしていたので、回復した後も滞っていた諸事に追われていました。コロナ騒ぎのせいで、…