がんになりました

公衆衛生医が乳がん治療中に体験したこと、調べたこと、感じたこと、考えたことを記録していきます。

7. がんと社会生活

社会復帰

がん治療後の社会復帰は、がんが「不治の病」ではなくなった今、しばしば話題になる課題です。 前に紹介した、がん体験者の漫画家藤川るりさんの「元気になるシカ!2」も社会復帰のことが描かれています。また、国立がん研究センター・がん対策情報センター…

引っ越し

また、1ヶ月も空いてしまいました。 基本的に?怠け者なので、、、こういうのは、マメに書いていないと読んでいただけないと理解しているのですが。 言い訳をすれば、4月上旬に引っ越しをして、ちょうど同じ頃にコロナウィルス感染が本格的になって、職場の…

「わたしも、がんでした。」

度々ご紹介している、国立がんセンター・がん対策情報センターによる2013年出版の本です。サブタイトルに「がんと共に生きるための処方箋」とあるように、がん患者の社会生活について書かれています。がん情報サービスのサイトからWebページで読むことができ…

組織的公正と病気の報告

同僚の先生や指導している大学院生などと、いわゆるゼミを月2回やっています。おおよそ、前半は担当者が英文論文を読んでその内容を発表し参加者で討論する「ジャーナルクラブ」、後半は大学院生による自分の研究進捗発表です。 いちばん最近のジャーナルク…

研究室のリラックスチェア(化学療法と仕事の両立)

「がん治療と仕事の両立」ということを、最近よく耳にするようになってきました。 このサイトでしばしば紹介している国立がん研究センター・がん情報サービスにも「がんと共に働く」というページがあります。このページとリンクした「がんと共に働く 知る・…

自転車通勤再開と階段

自宅から現在の勤務先まで1.2km。歩いて行けない距離ではないですが、ずっと自転車通勤でした。 行きはゆるやかな坂を下って、その後登る、つまりは帰りもゆるやかな坂を下って、その後登ることになります。運動不足の自分にとって数少ない日常生活の中での…

妊孕性保存

私はこれで悩むことはなかったのですが(残念ながら)、若い人でがん治療をする人も増えているので、その人たちには「治療後に子どもを持てるか」と言う問題が出てきます。 ちょうど、妊孕性保存についての看護師の理解をテーマにした論文審査にあたったりし…

マンション購入と婚活

世間は「人生100年時代」などと言っています。自分はそこまでは生きないとしても、あと2-30年は人生続くとしたら、、、と50歳を少し過ぎた頃から遅ればせながらソロソロと「家活」「婚活」を開始しました。(なぜ、今までしなかったのか?という点は。。。)…